スケール

マイナーペンタトニックスケール

今回はギタリストにとって大変使い勝手が良いスケール、

マイナーペンタトニックスケールについて解説していきます。

アドリブや作曲する際には欠かせないスケールなので、

まずは覚えて、積極的に使ってみましょう。

ペンタトニックスケールとは

マイナーペンタトニックスケールとは、

マイナーのペンタトニックスケールです。

マイナーがあるということは、

メジャーペンタトニックスケールというのもあります。

そこでまずはペンタトニックスケールとは何なのかを解説していきます。

ペンタトニックスケールを日本語でいうと五音音階となります。

 

メジャースケールやマイナースケールが7つの音階であったのに対して、

メジャーペンタやマイナーペンタは5つの音階なのです。

蛇足ですが、日本の民謡や演歌、沖縄音楽には、

5音階のスケールが多く使われています。

日本人には馴染みがあるのかもしれませんね。

 

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マイナーペンタトニックスケールとは

さて本題のマイナーペンタトニックスケールについてお話していきます。

まずはAマイナーペンタトニックスケールを使って、

構成音から説明していきます。

 

ラ ド レ ミ ソ

 

この5音階がAマイナーペンタトニックスケールとなっています。

ドレミファソラシのうち、

シとファ

の2つを省くと出来上がります。

Aマイナースケールと対比させてみます。

(参照記事:マイナースケール)

 

Aマイナースケール ラ シ ド レ ミ ファ ソ
Aマイナーペンタ ラ ド レ ミ ソ
ディグリー
1

2 b3 4 5 b6 b7

マイナーペンタは2番目と6番目を抜かしているので、

ニロ抜き短音階と呼ばれています。

 

マイナーペンタの図 ポジション

有名な6弦ルートのポジションを載せておきますので、

この機会に覚えてしまいましょう。

Aマイナーペンタトニックスケール ダイアグラム ポジション
Aマイナーペンタトニックスケール ダイアグラム
※クリックすると拡大します。
五音階によるメリット

マイナースケールでは7つの音が使えたのに、

マイナーペンタでは5つの音しか使えないなら、

バリエーションが少なくなり、

マイナーペンタを使うメリットはあるのでしょうか?

実はあります。

これはアドリブでギターソロを弾いてみるとよくわかるのですが、

7つの音を使って弾くより5つの音に的を絞って弾いた方が、

まとまりやすいのです。

そしてマイナーペンタだと、

適当にダラダラ弾いても結構かっこいいフレーズが弾けたりします。

しかし、マイナースケール(7音階)で何の考えなくダラダラ弾くと、

本当に締まりのないフレーズになってしまいます(^-^;

その他にマイナーペンタならOKだけど、

マイナースケールではNGという場面でもマイナーペンタは重宝されます。

例えば、A7コードが出てきた場合、

Aマイナーペンタはブルース的発想で使えますが、

Aマイナースケールは基本的には使えません。

(理論的にはマイナーペンタも使えない場面ですが、あくまでブルース的発想です。

ブルースに厳密な音楽理論を持ち込むと火傷します・・・。)

この辺の細かい解説は今回は省略します。

マイナーペンタ+αという考えがアドリブでは大切

アドリブをまとめやすくしてくれるマイナーペンタ。

そのマイナーペンタを弾く感覚で、

他の7音のスケールが弾けたらとても便利です。

例えば、

マイナースケール=マイナーペンタ+2nd +b6th

このような発想が出来ると、

基本マイナーペンタで弾きつつも、

所々2nd、b6thを使用することで、

まとまりながらも7音のスケールが弾けます。

※2nd=9th、b6th=b13thと表記されることの方が多いかもしれません。

慣れるまで見づらいですが、

テンション音が出てくるようになると9th、b13thの方が便利なので、

こちらの表記も頭の片隅に入れておいてください。

7足すとテンション表記になります。2+7=9、♭6+7=♭13

マイナースケールの図 ポジション

1弦、2弦にだけ9thとb13thを混ぜたダイアグラムを載せておきます。

基本は●で弾き、時々●を混ぜるように弾くのがアドリブをうまくまとめるポイントです。

 

 

Aマイナーペンタ+9th+b13th
Aマイナーペンタ+9th+b13th
マイナーペンタまとめ

ギターを弾き始めて最初に覚えたスケールが、

Aマイナーペンタだったという人も多いのではないでしょうか?

形がシンプルで覚えやすいので、

すぐにマスターした気になってしまいますが、

マイナーペンタは奥が深いです。

マイナーペンタを本当に使いこなせたら、

かなり複雑なコード進行でもアドリブが弾けます。

まずはその手始めにマイナーペンタ+9th+b13thで、

アドリブを弾く楽しさを知ってほしいです。

ハヤタギタースクールではしょっちゅうセッションをしていますが、

みんなこの考えを習得すると見違えるほどアドリブがうまくなります。

ギタリストは面倒な理論を避ける傾向にありますから、

今回書いた内容を理解して実践すれば、

周りの人たちより二歩も三歩も前進します。

何度もこの記事や理論書を読み返して頑張ってください(^-^)